″こういう大人”が社会をダメにしていると思う

今少し日銭を稼ぐためにアルバイトをしている。
飲食店だけど、忙しくて基本的にいつも人手は足りていない。

ある時、この日も一日忙しく、夕方頃に店の社員さんと会話をしていた時のこと。
結局仕事の出来る人、意識の高い人、協調性のあるごく少数の人で
何とか現場は成り立っている。
どこの職場も大なり小なりそんなもので、
最近の学生や若い人たちは個人主義というか
自分の決められた時間だけ働いたらどんなに忙しかろうが帰っていく。

他にも例えば、自分も迷惑をかける時もあるし、
体調を崩してシフト的に助けてもらうこともあるし、
だからここは自分が助けておこう、恩を売っておこう。
という考え方もない。
自分達にとっては理解できない感覚だ、と。


こう言う考え方の日本の大人たちは、日本の癌ではないかと思う。
根本的な問題を見ずに
表面上の問題点だけを見て
それに対して自分たちの感覚、価値観でもって評価している。

基本的にいつの時代も、若者が一番新しい。
流行、考え方、価値観、感性、何においても。

もう、令和なんですよ。ほんとに。
個人のマンパワーに頼って何とか凌いでる。
忙しいんだからちょっとくらい時間伸びてくれよとこぼす。
人足りないんだよ、もっと入ってくれよと嘆く。
そして最近の若い者はと匙を投げる。

まったくシステマティックじゃない。
シフトに人が入らない原因はなんなんだ?
人員によって生産性が大きく増減しているのは何故なんだ?
なぜ生産性を安定させることが出来ないんだ?
なぜ時間通りに帰ってしまわれると困る事になるんだ?
そういうシフトなんだろう?

そういった問題を全く解決させようとせずに
自分たちの価値観が正しく若者の考え方やスタンスには問題があるとして
緩やかに自分たちのやり方を押し付けていっている。
多分日本にはまだまだこういった職場があるだろう。

だけどそのうち、というかもう既に
若手の経営者がいるお店や職場では
初めからそんな古臭い価値観に縛られずに
働ける環境というのが生まれているだろう。

そんな組織には今後絶対に勝てないと思う。
もちろん海外にも勝てない。
それを証明するように、日本はもう日陰の国、
右肩下がりの国なんだから。

コメント