「SINGLE TASK」を読んで真っ先に実践したこと

おすすめ本

先日、「SINGLE TASK」という本を読みました。
要約ではないのですがすごくざっくり大枠を言いますと、

  • マルチタスクをするよりもシングルタスクの方が生産性上がるんですよ
  • 内的要因や外的要因による、
    集中力を阻害して生産性を下げるものへの対策を行いましょう
  • そのためのいろんなコツを伝えますね

と言ったような内容です。

binary comment

まず第一に感じたことは、こういった実用書はどうしても一般サラリーマン、
ビジネスマン向けに書かれているから、
内容が自分のようなフリーターや作家といったケースに応用しにくいという事。

そして第二にこれもあるあるなんですが、
例えばデール・カーネギーの「人を動かす」なんかもそうですが、
外国の人が書いた本なのでやっぱり日本人の感覚的に入ってきにくいところが多々あります。

そんな事を感じつつもしかし勿論、有益とするかどうかはその人次第なわけで、
今回この本の内容ですぐに実践に移したものの一つが
パーキングロットを用意することです。
具体的に何を用意するかと言いますと、ノートとペンを近くに置いておくだけ。

この本の中では、とにかく現代人は集中力を奪われまくっていると言うことを
一貫して伝えています。
スマホなどをつい覗いてしまうのは、典型的なそれです。
自分の内側や外側からやってくる、集中力を阻害する雑念や横槍を如何に対処するか。
そして如何に目の前の作業効率を上げるかと言う事がテーマになっているんです。

そんな中でパーキングロット、つまりノートとペンで何をするかと言いますと、
何か作業中にふと頭によぎったことがあると、
パッとそれをメモしておくんです。

ふと頭をよぎること。それは、他にやらないといけない事や、プライベートの課題や、
バイト先の人間関係、支払いに行ないといけない税金、インスタをチェックしたい、
そういやあのコからの返事来てるかな、などなど。
あらゆる雑念が無限に浮かんでくるんですよね。

これらが出てきては消えたり、ずっと居座ったり、また顔を出したりするんで
目の前のことに集中できておらず、結果生産性が低いと言う状態が続いているという自覚が
確かにあったんです。
注意散漫で時間ばかりがかかっているなぁと。

このパーキングロットがあれば、後から熟考したいこと、
タスクを再整理する必要があるかも知れないこと、
少なくともいま考える必要のないこと、
そう言ったものをとりあえず脇に置いておくことが出来るんです。
「今やってる作業の後で、ノート見返せば言いや」
と思えるだけで、なんだか安心出来るようになりました。

コンピュータで言うとバッファみたいなものです。
とりあえず一時置きしておく場所。
目の前のものへの集中を邪魔する雑念はいったん全部そのバッファに放り込んで
処理は全部あとからすれば良いんです。

これも一種の時間管理術。時間コントロール術。
自分に合っているのでしょう。個人的に気に入っていて、お勧めです。



コメント